40年ほど大切に持っている詩集がある。八木重吉詩集。

この中にある「春」という詩が好きなんです。この詩を知ったのは、漫画家の田渕由美子さんが描いた「春」の詩と、そのイメージ画を雑誌「りぼん」に掲載されたこと。
桜が咲き誇る中で、少女が舞い散る花びらをスカートかエプロンの裾を持ち上げて集めている画。何度も何度も詩を読んだ。
そのイラストを雑誌から切り取って持っていたはずなのに残念ながら見つからない。でも、この詩を読むと、今でもその画を思い浮かべることができる。
八木重吉は、現在の東京都町田市出身ということらしく、数年前に町田で行われた「八木重吉展」へ行ったのを思い出しました。その時に記念館があることを知りましたが、まだ行ったことがありません。幸い、記念館はまだありましたが、新型コロナ緊急事態宣言に際し、当面休館だそうです。
彼の作品集が現在でもAmazonで取り扱いがあるようです。読み継がれているのですね。彼の詩はとても心に沁みるから。
私が八木重吉さんを知るきっかけとなった漫画家・田渕由美子先生の展覧会が東京都文京区にある弥生美術館で開催中です。(ネットで事前予約が必要)
田渕由美子展 ~1970’s『りぼん』おとめちっく♡メモリー~
八木重吉作品に興味のある方は
八木重吉記念館のリンク